こんばんは。代表の増子です。
いきなりですけど、「噂の東京マガジン」という番組をご存じですか?
毎週日曜日の午後1時からTBSで放送されている情報番組です。
森本毅郎さんがメインMCを勤めており、他の出演者の方も年齢が高く、硬派な取材に基づくコーナーと娯楽性の高いコーナーとで構成された家族揃って視聴できる番組です。
先日の7月28日の日曜日に番組内の「噂の現場」というコーナーで、大谷スマートインターチェンジについて取り上げられていましたので、番組内容についての私なりの感想をブログの記事として書きたいと思います。
大谷スマートインターチェンジ上り線入り口の予定地。
まず、この「噂の現場」というコーナーは各地で起こっている対立や問題について、現場に出演者(今回は清水國昭さん)が出向いて取材し、スタジオで発表するコーナーです。
登場する行政、問題源となっている人物や法人とのやりとりが反映されます。
今回は、大谷スマートインターチェンジの建設に反対する住民の立場を取材し、宇都宮市に対立点や疑問を投げかけるという構成になっていました。
TBSの番組ホームページ内で、身近な困っている情報をメールで募集しているため、おそらくですが、建設に反対している住民の方がTBSにメールを送って取材がされたのだと思われます。
大谷スマートインターチェンジは2021年度の開通を当初は予定していましたが、まだ用地買収が完了していないようなので、常識的に考えれば大きく遅れることになると思います。
スマートインターチェンジが接続する大谷街道や市道も工事が進んでいません。
今年の3月に道路計画を変更したので、インターチェンジがどのような形になるかはある程度決定したようです。
宇都宮市都市計画審議会による大谷スマートインター返事の資料がネット上にあったので、リンクを貼っておきます。参考にして下さい。
番組内容は地域住民の立場での構成になっていたため、一方的に偏った構成になっていました。
要するに、無駄な公共事業で地域住民を困らせているといった構図です。
直接に住環境悪化の影響を受ける地域住民の立場もよくわかりますが、大谷スマートインターチェンジに必要性がなく、それを推進する宇都宮市は悪であるといった内容には、ちょっと極端過ぎるのではないかと感じてしまいました。
番組内容で気になった点を2点ほどピックアップして感想を書いていきたいと思います。
①宇都宮市民でも大谷スマートインターチェンジについて知っている人は少ない。
オリオン通りでスマートインターチェンジについて認知度を取材していましたが、計画について知らない方がほとんどでした。
今までのプレスリリースを確認してみると、新聞で取り上げられたとしても社会面や地域面の小さなコマでの記事が多く、それほど目立ってはいませんでした。
ましてや、新聞を取っていない方にとっては情報に触れる機会はほとんど無かったと思います。
私の知り合いに聞いてみても、不動産業界の方は何人かは知っている人はいたのですが、プライベートでの知り合いや友人に関しては知っている人はいませんでした。
大谷スマートインターチェンジの計画は宇都宮市の都市計画において重要な位置づけにあるはずなので、マスコミ便りの情報公開だけではなく、市のホームページや関連施設での掲示などを利用して積極的に情報を発信するべきです。
市民の関心の低い公共事業はその事業自体の必要性が問われます。ましてや隠していると捉えられ、天下りや業者との癒着のために工事が行われるのではないかと勘ぐられかねません(LRTの件で懲りてるとは思うのですが)。
ましてや大谷スマートインターチェンジのように街の姿と人の流れを変える大規模な公共事業は、賛否両論が必ずあります。
宇都宮市は都市計画において必要な事業として考えているのなら、反対意見を恐れずに、議論の場を設けて欲しいです。そうすれば自ずと大谷スマートインターチェンジの認知度も上がるはずです。
スマートインターチェンジはパーキングエリアやサービスエリアに設置されることが多くあります。
既存のパーキングエリアやサービスエリアに設置した方が費用が安く済むからです。
宇都宮市の近くでは上河内サービスエリアにスマートインタチェンジが設置されています。
当然、大谷スマートインターチェンジも大谷パーキングエリアに設置されるべきという意見も反対住民の中から出ていました。
この意見に関して番組が宇都宮市に質問していましたが、大谷パーキングエリアに設置では宇都宮インターチェンジにも近く、多くの利用客が見込めないという、いまいち説得力の乏しい回答がされていました。
確かに、大谷パーキングエリアから幹線道路までの道程を考えたら、住宅街を抜ける広くない道路が続くため、利用しやすいとはいえません。
それに地元の道路事情に精通したドライバーでないとわかりづらいため、観光客にも向かないでしょう。
まあ、それでもスマートインターチェンジを設置することが目的なら大谷パーキングエリアでも良いのかもしれません。
ここからは私の推測にはなるのですが、宇都宮市が、スマートインターチェンジの設置を今回の計画場所にこだわるのは、宇都宮駅まで直接行ける道路である大谷街道に直結のインターチェンジを作りたいからだと思われます。
大谷街道は数年前から拡幅工事が行われており、現在も足利銀行本店の周辺で工事は継続されています。
宮環の外側で拡幅工事は予定されており、宇都宮市の計画では大谷スマートインターチェンジの開設に間に合うように拡幅工事を進めるとなっています。
大谷街道は駅に直結する道路というだけではなく、大谷スマートインターチェンジから西に向かえば、車で10分ほどのところに大谷石資料館や日本最古の石仏がある大谷寺などの観光地があります。
宇都宮市は大谷地区の観光事業の整備に積極的に取り組んでおり、大谷スマートインターチェンジは、この観光事業の大きな後押しになることは間違いありません。
また、LRTの宇都宮市西部地区への延伸計画の中では、最長で大谷地区までの延伸も計画されています。
LRTの延伸計画についてはこのブログ内でも触れていますので、リンクを貼っておきます。
もし、大谷スマートインターチェンジとLRTが相乗効果を生むことができれば、高速バスや乗用車で大谷スマートインタチェンジを利用し、LRTで市内の観光地巡りを行うことも可能になります(大型の駐車場を用意することが条件となりますが)。
宇都宮市にとって、大谷スマートインターチェンジをあの場所に設置することは、観光地としての魅力を高めるだけではなく、LRTの存在価値も高めることができるため、一石二鳥の計画といえるかもしれません。
故に、わざわざ多額の費用をかけて大規模なスマートインターチェンジにこだわっているのではないでしょうか。
少し長くなったので、今日はここまでとさせていただきます。
次回は、続きとして番組内で取り上げられていた宇都宮市の対応について書いていきたいと思います。
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