こんばんは。代表の増子です。
先日、「噂の東京マガジン」で取り上げられた大谷スマートインターチェンジについて記事を書きましたが、今回はその続きを書いていきます。
前回の記事は、リンクを貼っておきます。参考にして下さい。
駒生町の大谷街道。拡幅予定です。
番組内では、住民の意見を宇都宮市に清水国昭さんが直接質問をしていました。
対応したのは、宇都宮市道路建設課の課長さんです。
率直な感想としては、宇都宮市の印象は良くはありませんでした。
テレビの編集のせいだとは思うのですが、真摯に対応しているようには見受けられず、視聴者の方には「宇都宮市の対応は不親切」といった印象を残してしまったと思います。
まだ決定事項もそれほど多くなく、言えないこともあるかとは思うのですが、それならテレビ取材など受けずに文章での回答にしたら良かったのではないでしょうか。
宇都宮市がTBSの取材要請に対して、文章で回答すよりも映像にて質問に応じる方が誠意のある対応だと判断したのでしょう。
しかし、宇都宮市の考えとは裏腹に、印象は最悪に近く、スタジオにいた他の出演者の方も総じて宇都宮市の対応を批判をするという結果になってしまいました。
こうなると、宇都宮市の立場は「悪」になってしまいます。
対応した担当者の方は少しかわいそうな気もしますが、テレビの映像にて対応するなら、無駄な公共事業として批判の対象にならないためにも、もう少し丁寧で慎重な対応をして欲しかったです。
大谷スマートインターチェンジの設置は、宇都宮市が掲げるネットワーク型コンパクトシティ構想においても、重要な役割を担うことを期待されており、インフラ整備や観光面においても大きな効果が望めます。
しかしながら、プラスの面だけではなくマイナスの面も間違いなく存在します。
特に、設置予定地周辺の住環境の悪化は深刻になると思われます。
私が想定する大谷スマートインターチェンジの問題点をいくつかピックアップし、解説していきます。
大谷スマートインターチェンジは一日に約5,000台の利用を想定しているそうです。
それだけの交通量が増えれば当然のように、近隣住民にとって騒音と振動は増加します。
番組の内容では、宇都宮市が近隣住民に説明した計画ではインターチェンジの仕様として、6メートルの盛土の上に4メートルの防音壁が設けられ、合計高さ10メートルの壁ができるということを取り上げ、ちょっとした再現なども行っていました。
家の隣に高さ10メートルの壁ができれば圧迫感は相当なものになるはずです。
北隣地のお宅に関しては、日当たりがなくなります。
番組の最後では、宇都宮市は当初住民に説明していた4メートルの防音壁は必要ではないため、設置しませんとの返答をしていましたが、この当初の説明に対するいいかげんさも批判の対象になっていました。
いずれにせよ、騒音と振動が増え近隣住民の生活環境が悪化することは間違いないです。
そもそも高速道路の近くに住んでいるのだから、騒音や振動に関してはそれほどかわらないとの意見もあるようですが、周囲の生活道路の交通量は明らかに増えるので、難しいかもしれませんが、何らかの対策を講じた方が良いのではないでしょうか。
大谷スマートインターチェンジは上り線は市道中丸野沢線(とちぎ健康の森の入り口の道路です)、下り線は大谷街道に接続される計画になっています。
どちらも拡幅する計画になっていますが、中丸野沢線は右折レーンの距離は長く取る予定ですが、拡幅しても2車線まで。
宇都宮北道路や鹿沼のインター道路のように4車線化は行われません。
4車線にするためには、かなりの数の住宅が立ち退かなくてはいけなくなるため、ここが住宅地での限界なのでしょう。
大谷街道は4車線化される予定ですが、いまでも時間帯によっては自然渋滞が発生する道路でもあり、交通量が増えた場合の課題も残ります。
特に雨が降った日の朝方は、通勤でくるまをりようするひとに加え、学校(特に高校)への送り迎えの車で渋滞がひどくなり、とちぎ健康の森周辺から、環状線まででるのに、30分以上要することも珍しくはないです。
宇都宮市としてもある程度データに基づいた拡幅計画だとは思いますが、便利な場所に設置されるインターチェンジのため、想定よりも利用する車の台数が伸び、キャパシティオーバーを起こしてしまう懸念もあるように思われます。
大谷スマートインターチェンジの設置予定地の学区ですが、小学校は宝木小と城山東小、中学校は宝木中・城山中・陽西中の学区になります。
番組が放送される少し前に(もしかしたら収録の後だったかもしれません)、通学路の安全の確保について、宇都宮市に直接話を聞きに行きましたが、特段何も決まっていることはないようです。
宇都宮市のスタンスとしては、地域住民から要望があったら検討しますといった形のようです。
正直なところ、これだけの公共事業を行うのでしたら真っ先に通学路の安全性の確保は考えて欲しいところです。
特に、接続道路の中丸野沢線は大谷街道との交差点からインターチェンジの入り口までの拡幅は行うが、インターチェンジから北側は現状のままになるため、今も通学路として宝木小学校に通う児童が利用していますが、歩道も狭く、インターチェンジ開設後はなんらかの対策が必要になってくると思われます。
2回に渡って書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。
大谷スマートインターチェンジに関しては、街の動線を変えるような大規模な公共事業ではありますが、認知度が低く、宇都宮市民の方にもあまり知られてはいません。
今回放送された「噂の東京マガジン」は、その番組内容の善し悪しは別として、大谷スマートインターチェンジのことを知ってもらうきっかけとしては、良かったのではないかと思います。
インターネット上で動画を見ることができれば良いのですが、見つけることはできませんでした(´・ω・`)。
私も大谷スマートインターチェンジ設置予定地の近隣に住んでいるため、他人事ではないのですが、街の発展のためには多少なりとの犠牲が伴うことに関しては理解しているつもりです。
しかしながら、その対象になった市民にとっては生活環境が大幅に変わるため、死活問題になりかねません。
宇都宮市に対して番組で放送されたような対応の仕方ではなく、市民の環境と財産を守る立場からの丁寧で誠意のある対応を期待したいです。
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