こんばんは。代表の増子です。
前回のブログ記事では、コンパクトシティの概要について説明させていただきました。
今回はコンパクトシティ計画により設定された居住誘導区域が与える影響と、不動産の資産価値について書いていきます。
参考までに、前回書いた記事はリンクを貼って起きます。
コンパクトシティを実現させ都市再生を図るために、居住を誘導すべき区域として定められている区域です。
居住誘導区域内では、これから人口減少が進む中で、インフラや生活・行政サービスを確保し、居住誘導することで、人口密度を維持または増加させます。
わかりやすくいえば、居住誘導区域は人の集まる立地の良い居住地域ということです。
将来的に、居住誘導区域には人が集まることになるわけですが、人が集まるところは資産価値も上昇します。
人口が減少しているので、居住誘導区域内においても資産価値は現状維持がやっとというところも出てくるかもしれませんが、居住誘導区域内か外かで、資産価値に与える影響が大きく異なることは間違いありません。
地価が本当に上昇するのであれば、不動産を購入してから大きく資産価値が下がるという心配は無くなるし、もしかしたら高く売ることも可能かもしれないです。
逆に、居住誘導区域外の需要は細くなり、資産価値は大きく下がってしまうかもしれません。
極端な話、居住用の需要は無いということになるため、居住誘導区域外の不動産を購入する際は、その将来性も含めて吟味する必要がありそうです。
宇都宮市においても「立地適正化計画」において、居住誘導区域は定められています。
参考までにリンクを貼って起きます。
ちょっと見づらいですね。すいません(-。-;)。
宇都宮市で居住誘導区域として指定されているのは、市の中心部の都市機能誘導区域(東:旧国道4号線、西:栃木街道、南:平成通り、北:競輪場通りの地側の区域)、LRT沿線の両側500m、幹線バス路線(主な幹線道路)の両側250m、現在、宇都宮市内において区画整理が施工中及び計画されている区域(鶴田町や平松本町など)になります。
幹線道路の多い宇都宮市の東部と西部は市街化区域の多くが居住誘導区域として指定されていますが、幹線道路が旧国道4号線しかない雀宮地区は、ほとんどが居住誘導区域から外れています。
雀宮地区はJR「雀宮」駅を利用できるため、交通の便という意味では利便性の良い地域です。
また、インターパークや現在整備中の総合運動公園にも近いため、生活面でも利便性が高く、不動産市場でも安定した需要があります。
宇都宮市が指定した居住誘導区域を見てみると、LRTや幹線道路を走るバスなどの公共交通機関や、区画整理などの宇都宮市が行なっている公共事業を優先させているだけで、実際に生活している市民の意見や不動産市場で人気のあるエリアかどうかはあまり考慮されていないようです。
今後、居住誘導区域に移り住んでもらうために、宇都宮市がどのような政策を掲げるかを注目していきたいです。
いかがでしたでしょうか。
コンパクトシティ化は、今後の自治体機能の維持のために必要であり、国が国策として推進しています。
成功するか失敗するかなんてことはわからないが、今後の少子高齢化が進んでいく日本においては、コンパクトシティ化をやらなくても良いという選択肢は無いと思います。
コンパクトシティの成功例としては、富山市があげられますが、富山市はLRTを導入し、交通機関を整備することによりコンパクトシティを成功に導いたため、宇都宮市も成功する可能性は十分あると思います。
関東圏で東京までの距離も近いため、むしろ駅を中心にコンパクト化すれば、富山市よりも大きな成功を得ることができるかもしれません。
居住誘導区域に関しても、今はそれほど建築に対して規制が強くなくても、将来的にはどんどん規制が強くなっていく可能性が高いです。
不動産選びに関しても、自分たちの代では問題はなくても、子どもや孫の代になって、建築や売却に困ってしまうといったことがないよう、居住誘導区域に関しては注意を払う必要があるのではないかと思います。
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