こんばんは。代表の増子です。
明日10日、大谷地区で起きた大規模な陥没事故から30年を迎えます。
陥没事故が起きた当時、私はまだ小学生で新潟県に住んでいましたが、このニュースは今でも鮮明に覚えています。
子供の頃の私は大谷石という存在自体を知らず、人が住んでいるところが陥没してしまったという事実に、大きな衝撃を受けていました。
当時の陥没跡地は大谷石の採石で埋め戻され、メガソーラーの発電施設として利用されています。
現在の大谷地区は、大谷石の新たな需要も増えたこともあり、観光地としての賑わいも取り戻しつつあります。
大谷地区は30年前の大規模な陥没事故の後も、何度か陥没事故が発生しています。
今後も、30年目と同じような陥没事故が発生する可能性は十分あります。
そのような状況の中、現在、大谷石の採取場跡地は、地域住民の安全の確保のため、97ヶ所もの観測点で地震計により、亀裂や崩落に伴って発生する振動を観測するとともに、地下水位の観測も行いながら、総合的に地下の変動を監視しています。
また、それらのデータを解析することにより、どの場所で陥没が起きるかを予測することができるようになっています。
今では、陥没が起こる半年から1年前にはどの場所で起こるかはわかるくらいの精度があるそうです。
大谷地区の採石場跡地周辺は観測システムを確立してはいますが、陥没する時期や場所はわかったとしても、陥没自体を防ぐことはできないため、決して安全とはいえないかもしれません。
観測システムが設置されている地域は、東北自動車道より西側になります。
専門家が調査して陥没の危険性がある地域として指定しているので、それ以外の地域には陥没の危険性はないはずです。
しかしながら、採掘場は足利銀行の本店の地下まで広がっているとか、大谷街道周辺の地下はほとんど採掘場であったとか、根拠のない都市伝説のような噂を信じている方が結構多いです。
私も大谷地区に近いところに住んでいますが、「よくそんなところに住んでいるね」とか、「いつ陥没するかわからないのに怖くないの」とか言われたことががあります。
根拠のない所から出ている発言なので気にはしていないですが、このような発言をしている方のほとんどが宇都宮市出身のの方だったため、少し驚きがありました。
地元の人には警戒されていいるようです。
このように、大谷街道周辺はいつ陥没するかわからないため危険な場所という認識を持っている方が少なからず存在しているため、交通の便が良くて便利なところだけど、いまいち不動産の需要も少なく、人気も高くはありません。
いかがでしたでしょうか。
大谷地区は観光地区のポテンシャルも高く、以前のように整備すれば賑わいを取り戻すこともできるはずです。
宇都宮市としても餃子以外の観光シンボルが欲しいでしょうから、大谷の採掘場跡地はまさにうってつけともいえます。
今後は、LRTの大谷地区までの延伸や、東北自動車道の大谷スマートインターチェンジの建設なども予定されているため、注目は更に増すことになるでしょう。
衝撃の事故を乗り越え、今できる安全対策は整備されています。
宇都宮市が発展し潤うためにも、大谷地域の復活には期待していきたいと思っています。
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