私たちが生活で日常的に使っているエネルギー設備に「ガス」がありますが、戸建てなど家庭で使われるガスは「都市ガス」と「プロパンガス」のどちらかである場合がほとんどです。
このような戸建てや集合住宅などの不動産設備の中でも今回は「都市ガス」に注目し、そのメリットや注意点をご紹介したいと思います。
不動産設備のひとつ「都市ガス」のメリットとは?
都市ガスは"メタン"を主成分とする天然ガスで、地下に張り巡らされたガス導管を通じて契約している各家庭に供給されます。
都市ガスを不動産の設備として取り入れる場合、次の3つのメリットがあります。
ガスの使用料金が安い
都市ガスのメリットは何といっても月々の使用料金が安いという点です。
というのも、都市ガスは「公共料金」であるため、ガス会社が自由に価格設定することができず、急な値上げなどがなく安定した価格で維持されているのです。
また、都市ガスの設備が整っていればガスの使用量分だけを料金として徴収されるので、ガスボンベを個別に設置するプロパンガスと違って、交換などのメンテナンスにかかる人件費も掛かりません。
場所を取らない
都市ガスは地下に配管されているため、戸建てや集合住宅の外にガスボンベ設備の必要がありません。
したがって、不動産設備として場所を取らないというメリットがあります。
安全性が高い
万が一ガス漏れした場合は、速やかに換気を行えば引火しにくいため、比較的安全に使える点もメリットのひとつです。
不動産設備で「都市ガス」を使う場合の注意点とは?
メリットの多い都市ガスですが、注意点もあります。
地域によっては使用できない
都市ガスは自宅付近にガス導管が来ていないと使用できないため、インフラが整備されている地域に限られてしまいます。
初期費用が高い
都市ガスのインフラが整備されていても、設置したい住宅の近くにガス導管が引き込まれていなかった場合、引き込むための工事費用が数十万以上かかります。
月々の使用料金は安い都市ガスですが、引き込み費用が高い点は注意が必要です。
火力が弱い
プロパンガスと比較すると、都市ガスのほうがガスの火力が若干弱くなるのも注意点といえるでしょう。
復旧に若干時間を要する
都市ガスは地下にガス導管があるため設備の場所を取らないというメリットがありましたが、一方で災害が起きてしまった場合など、プロパンガスと比較すると復旧に若干時間を要してしまうのも注意点のひとつです。
まとめ
不動産設備のひとつである都市ガスについて、メリットと注意点をご紹介しました。
使用できる地域が限られている、初期費用がかかる場合があるという注意点がありますが、使用料の安さや安全性の高さなどを考えると、不動産の設備としてとても優秀であるといえます。
インフラが整っている地域であれば、導入を検討する余地は十分にあるでしょう。
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