不動産の売却には短くても3か月程度はかかると言われています。
できるだけ売却期間を長引させずに売却を済ませたいと考える方がほとんどです。
では売却期間が長引くのにはどんな原因があり、長引かせないためにはどんなことができるのでしょうか？
さっそく、長引く理由や対処法などを見ていきましょう。
売却期間が長引く不動産には売れない原因がある？
最近は、マイホームの住み替え・資産整理・相続税対策など、不動産を売却するにいたる背景にも、実にさまざまなものがありますよね。
確かに、売りやすい不動産や人気のある不動産などは傾向としてありますが、一般的に不動産の売却には、3?6か月程度はかかると言われています。
一方で、条件が悪い不動産や何かしらの問題がある不動産を売却する場合などは、売却期間が年単位に長引くこともあるのです。
また、不動産仲介会社を探す過程や、売却に必要となる書類の準備などの過程に時間がかかってしまう場合は、それだけで売却にかかる期間が長引いてしまうこともあります。
たとえば、売却期間が長引いてしまう不動産によくあるのは、下記のようなケースと言われています。
●相場よりも高い価格設定で売り出されている
●積極的に売却活動をおこなっていない
●最寄り駅までの距離など交通利便性が悪いエリアにある
●ショッピング環境などが悪く生活しづらい地域にある
●境界線が曖昧だったり形状が特殊だったりという土地の問題
●かなりの築年数が経過している
●管理が行き届いておらず住宅設備の劣化が著しい
●自然災害のリスクが高い地域に該当する
不動産の売却期間が長引くときの対処法とは？
一戸建て住宅・マンション・土地などの種類やその背景にある理由に限らず、売却期間が長引いている不動産にはしっかりとした対策を取っていくことが何よりも重要になります。
すでに不動産仲介会社との媒介契約を結んで売却活動が始まっている場合は、広告となるチラシの文言や適正価格の見直しをしてみるのがおすすめ。
また、これから不動産会社や媒介契約を選ぶという場合は、地域特化型の不動産会社を選んだり、不動産売却での実績が多い不動産会社を選んだりという方法もおすすめです。
そして、売却中の不動産に売れやすい条件が揃っている場合は、一般媒介契約でもスムーズな売却が期待できます。
しかし、売れにくいと感じる場合は、不動産会社による、より積極的な売却活動が望める専任媒介契約や専属専任媒介契約を検討してみるといいかもしれません。
あまりにも条件が悪い不動産の場合や短期間で売却を終えたいという場合は、不動産会社に直接買い取りを依頼するという方法も効果的です。
まとめ
売却期間が長引く不動産をお持ちの場合は、できるだけ早めに対処法を取るのがおすすめです。
不動産仲介会社にアドバイスを聞きながら、価格の見直しや内覧の準備など、売主としてできることのひとつひとつに取り組んでいきましょう。
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