マイホームの購入を検討する際、検討するべき要素の一つが購入後の維持費用です。
マンションでは定期的に管理費の支払いが発生しますが、一戸建て住宅の維持費用について具体的にはわからない、という方も多いでしょう。
今回は、一戸建て住宅の購入を検討される方に向けて、その維持費用の相場と詳細な内訳についてご紹介します。
マイホーム購入後の維持費用の相場とは？
一般的に、一戸建てのマイホームを購入した場合の維持費用は、年間で平均30万円～40万円と考えられています。
維持費用のおおまかな内訳としては、税金や保険料、修繕費の3つの項目が挙げられます。
住宅の大きさや土地などにもよりますが、税金は年間10万円、保険料は年間1万～2万円程度が平均値と考えられています。
修繕費用は毎年発生する費用ではありませんが、築年数が経つにつれて必要箇所が増える上、一度に10万～200万円と、高額な費用がかかることが一般的です。
修理や改築の必要性がない新築のうちであっても、月に1万～2万円ほどの金額を修繕費として積み立てておくことをおすすめします。
マイホーム購入後の維持費用の内訳と金額
税金の内訳
建物や土地など、不動産を所有することで、毎年次のような税金が発生します。
●固定資産税：固定資産税評価額×1.4％
●都市計画税：固定資産税評価額×0.3％（地域によっては課税対象外）
保険料の内訳
住宅を持つ場合、地震保険や火災保険、家財保険などへ加入することが一般的です。
住宅ローンを利用している場合は、加入が義務付けられている場合もあります。
修繕費用
一戸建て住宅では、築年数が経つにつれ次のような修繕が必要となる可能性があります。
●外壁の塗装：130万円程度
●屋根の塗装：100万円程度
●水まわりの修繕費用：100～200万円程度
●シロアリ駆除：20万円程度
維持費の節約のためには？
維持費のうち、もっとも高額となる可能性があるのは修繕費用です。
そのため、修繕は早めにおこなう、毎年業者に点検を依頼する、マイホーム購入時に耐久性の良い素材を使用するなどの対策をとることで、高額な費用が発生するリスクを下げられます。
また、ハウスメーカーによっては住宅購入後のアフターサービスをおこなっている場合もあるため、修繕費用の発生が心配な方は注文前に調べておくことをおすすめします。
まとめ
今回は、一戸建て住宅を持った場合の維持費用の相場や内訳についてご紹介しました。
維持費のなかでも、修繕費用は後回しにすることでその金額が膨らんでしまうことになるため、注意が必要です。
マイホームの購入を検討する場合は、住宅ローンの返済計画や購入後の資金計画のなかに維持費用を組み込むことで、後々の後悔を回避することに繋がります。
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