老後資金の確保に自宅を活用する②。リバースモゲージとは。
こんばんは。代表の増子です。
前回は、老後資金の確保に自宅を活用するの第1弾として、リースバックについて説明させていただきましたが、今回は第2弾として、リバースモーゲージについて、説明していきたいと思います。
前回のブログ記事はリンクを貼って起きますので、参考にして下さい。
リバースモーゲージとは。
リバースモーゲージとは自宅を所有している高齢者が、その家を担保に相互資金などを一時金または年金形式で金融機関等から借りられる貸付制度です。
リバースモーゲージの特徴としては、元金の返済が債務者死亡後に担保としてある自宅を売却し一括返済できる点にあります。
住宅ローンなどの通常の借入では、元本も含め毎月決められている金額を返済することになりますが、リバースモーゲージの場合は、返済は金利に相当する額のみで元本の支払いは存命中は不要です。
そのため、通常の借入よりも自由に使えることが多いことから、老後資金に不安のある高齢者などに人気の高い金融商品となっています。
ただし、誰にとっても条件が良いという制度ではないため、メリットとデメリットについても説明していきます。
リバースモーゲージのメリットは。
リバースモーゲージのメリット
・自宅を売却しなくてもまとまった老後資金が手に入る。
・生活資金以外にも旅行資金やリフォーム資金などにも利用可能。
・元本は契約者死亡後まで返済不要。
リバースモーゲージのメリットは、住み慣れた町や苦労して手に入れたマイホームを手放さなくてもまとまった老後資金を手に入れることが出来るということです。
リバースモーゲージは生活資金を始め、旅行資金やリフォーム資金など幅広い用途で資金の借入を行なえます。
また、債務者が存命の間は金利の支払いのみで元本の支払いが不要というのは大きな魅力です。
また、債務者が死亡後は自宅は売却されることになっているため、相続でのもめ事が心配な方にとってもおすすめともいえます。
リバースモーゲージのデメリットは。
リバースモーゲージのデメリット
・不動産の資産価値の下落、金利上昇、長生きの三大リスクがある。
・対象となる住宅に制限がある。
・推定相続人の同意が必要。
リバースモーゲージのデメリットは、未来の資産価値を予想して融資を行なうことから、1年に1回程度の頻度で不動産の資産価値や金利の見直しが実施されます。
このことによって、借入額が減少してしまうリスクや金利が値上がりしてしまうリスクが生じます。
また、長生きすることによって借り入れした資金を使い切ってしまうリスクも想定されます。
これらの3つを合わせて、リバースモーゲージの三大リスクと呼ばれます。
また、リバースモーゲージは全ての住宅が対象となるわけではなく、マンションを対象外としている金融機関がほとんどです。
リバースモーゲージを利用するにあたっては、推定相続人の同意が必要となっており、配偶者やお子様などが拒否される場合は利用できないことがあるため、注意が必要です。
リバースモーゲージの利用にあたっての注意点は？。
少子高齢化に加え空きや問題が大きくクローズアップされている現代において、リバースモーゲージは住まいの有効活用ならびに老後資金の確保の手段としてとても重要で、大きく注目されてきています。
近年、リバースモーゲージに参入する金融機関も増えてきており、市場も急激に拡大してきています。
ただし、取扱商品は金融機関によって異なっており、商品の内容や利用条件をしっかり確認し、利用する際には十分理解してから利用する必要があります。
なお、栃木県においては「足利銀行」と「栃木銀行」がリバースモーゲージの商品を取扱っています。
どちらの銀行も、利用年齢は60歳からとなっています。
まとめ。
いかがでしたでしょうか。
２回に渡って、老後資金の確保に自宅を活用するについて記事を書いてみました。
年金だけではどうしても生活が困窮してしまいそうな方にとっては、検討してみる価値がある制度だと思います。
リースバックもリバースモーゲージも入手できる老後資金の金額は、その不動産の資産価値によって変わってきます。
今回のテーマからは少しずれてしまいますが、これから不動産の購入を検討している方にとっても、ゆとりのある老後生活を送るために、資産価値にこだわった不動産選びというのも必要になるのかもしれませんね。
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