こんばんは。代表の増子です。
しばらく涼しい日が続いていると思ったら、また暑さが復活してきました。
宇都宮市は猛暑日になりましたが、私の地元の新潟県は40度に迫る気温となったようです。
私が子どもの頃は、ほとんどエアコンを付けずに生活できていましたが、もうエアコン無しでは生活できないですね。
私は、最近アイスを食べ過ぎておなかを壊してしまいました。
さて、本日のテーマですが、
空き家だけではない!所有者不明のマンションも問題に。宇都宮のマンションは大丈夫?
です。
所有者不明の空き家問題が騒がれてから数年が経ちますが、分譲マンションの所有者不明の空き部屋も最近問題になってきているようです。
何が問題になっているかというと、管理費や修繕積立金が徴収できず、区分所有法に基づくマンション管理が難しいケースがでてきているからです。
最近の日本経済新聞に記事が載っていました。
宇都宮市のマンションも例外なくこの問題は該当します。
むしろ地方都市である分、都会のマンションよりも将来的には問題は深刻化するおそれがあります。
この問題を深刻化させている要因の一つとして、相続放棄の問題があります。
相続放棄とは文字通り親からの遺産を放棄すること。
老朽化して資産価値が下がってしまったマンションは相続する魅力が低く、もし、その部屋に管理費等の滞納があった場合などは、相続放棄という行為に拍車をかけます。
特に地方都市のマンションは都会のマンションと比べても、資産価値を維持するのは難しいため、地方の方が深刻化しやすいといえるのです。
このような問題は一軒家でも同じ事が起きていますが、管理費や修繕積立金等、住んでいる方々の協力で成り立っているマンションにとっては、他の住民に多大な迷惑をかけることになり、管理組合の運営に大きな影響を与えています。
現在の区分所有法では、この問題をカバーすることは難しく、新たなルールや法整備や条例の改定を行う必要があり、国や自治体は速やかな対応が求められると思います。
これからマンションを購入しようと検討している方は、まず資産価値の高い立地条件の物件を購入することをお勧めします。
宇都宮市内のマンションは、駅周辺や大型商業施設の周辺など資産価値の高い立地に建っている物件が多いです。
このような地域の物件は需要も多く、将来的にも地価は安定しているでしょうから大幅な資産価値の下落は無いとは思います。
しかし、駅から少し離れたマンションや、少し郊外にあるマンションなどは、例え地価が安定していたとしても、宇都宮市内においては一戸建ての方が需要があるため、マンションとしての資産価値は維持するのは難しいです。
また、資産価値の高そうなマンションでも、そのマンション自体で管理費等の滞納が多発していた場合は、将来的な相続放棄により「とばっちり」を受ける可能性があるため、注意が必要です。
いかがでしたでしょうか。
マンションは住民達の自治で成り立っている部分があるため、この問題は長引きそうですね。
しっかり管理されているマンションは一戸建てよりも生活しやすいのでしょうが、管理体制にほころびが生じると、快適な生活は望めなくなります。
区分所有法の改定も急いでおこなって欲しいところです。
老朽化の進んだマンションはこれからどんどん増えてきます。
この「所有者不明の空き部屋問題」以外にも、誰もが想定していなかった問題がでてくるかもしれませんね。
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