こんばんは。代表の増子です。
お盆が明けたら、急に暑さが収まってきました。
外の空気はすっかり秋のようです。
ここ数年不漁と言われていた秋の味覚の秋刀魚も、今年は漁獲高が増えそうとのこと。
もうすぐ「食欲の秋」が始まります。
さて、本日のテーマは、
「六曜」には、大安・仏滅・先勝・友引・先負・赤口の6つがあり、それぞれ意味が異なります。
冠婚葬祭においては、六曜による日柄を気にして日程を決めるのはもはや常識ですが、住宅の購入などの不動産取引においては、それほど気にしないという方が結構多くなってきました。
今回は、「六曜」のそれぞれの意味と、不動産取引との関連について説明していきます。
「六曜」のルーツは鎌倉時代末期に中国から伝わったとされています。
一般的な解釈としては、
○先勝・・・午前中は吉、午後は凶。
○友引・・・朝は吉、昼は凶、夕は大吉。
○先負・・・午前中は凶、午後は吉。
○仏滅・・・すべて凶。
○大安・・・すべて吉。
○赤口・・・正午は吉、前後は大凶、他は吉。
一般的な解釈に従えば、不動産の契約ごとなどは大安だけではなく、先勝の午前、先負の午後、友引が良いということになります。
仏滅を避けたいという人は多くいますが、赤口は仏滅以上に不動産の契約に関しては凶日とされています。
赤口は、陰陽道における凶日「赤舌日」に由来しており、お祝い事や新しいことを始めるには不向きな日とされています。
また、赤という文字から血や火を想像してしまうため、事故や火災を連想してしまうため、赤口は仏滅以上に契約ごとに関しては、忌み嫌われています。
契約日の日柄にこだわりすぎると、物件を逃してしまうことも。
契約日はどうしても大安が良いからといって、自分たちの希望だけを優先させてしまうと、なかなか契約日は決まらなくなってしまいます。
不動産の購入においては、契約の時も決済の時も、売主と買主の双方が同席することが原則です。
中古物件や土地の売買においては、一般の個人の方が売主になっているケースも多いため、日柄にこだわってしまうと売主・買主双方の予定の調整が難航します。
日程の調整に時間がかかってる間に、日柄にこだわらない方が買いますと手を挙げてきたら、そちらを優先することもよくあることなのです。
こういったケースを避けるためにも、契約日はお互いの都合の良い日に設定し、決済日(所有権移転日)を吉日に設定することをお勧めします。
契約日の日柄よりも、実際に所有権が移転する決済日の日柄を重視するという流れは、ここ最近で増えてきています。
いかがでしたでしょうか。
不動産の購入は一生で何度もあることではないため、少しの後悔を残さないためにも、日柄にこだわるということは、大切なことだと思います。
以前、私の同僚が担当したお客様で、「日曜日しか休日が取れないが、大安にこだわりたいため、契約日を1ヶ月後の日曜日にして欲しい」と希望していたお客様がいました。
さすがに、売主の方は待ってくれませんでしたね。
1ヶ月後に物件がまだ残っていたら契約しましょうということになりましたが、2週間後には他の方が物件を購入してしまいました。
お客様はすごく残念がっていましたが、仕方がないことです。
極端な言い方になってしまいますが、買主の日柄へのこだわりは売主にとっては関係なく、早く売りたいため、一日でも早く契約して安心したいというのが本音なのです。
「六曜」を代表とする、日柄にこだわることは大切なことだと思いますし、私もこだわる方です。
しかし、こだわり過ぎて欲しい物件を逃さないためにも、「六曜」の持ってる意味を理解して、契約日や決済日を決めるようにして下さい。
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