こんばんは。代表の増子です。
ここ数日ですが、関東地方は大雨の日が続いています。
蒸し暑さもあり、すごしにくい日が続きそうです。
体調管理には注意したいところです。
さて、本日のテーマですが、
宇都宮市内で新築建売住宅を2,000万円以下で購入することは難しいのか。
です。
半年ほど前、とある不動産会社の店長様が、「これからは、宇都宮で2,000万円以内の建売はもう出てこないですね。」と、話していたことを思い出したのでテーマにしてみました。
結論から申し上げますと、
今日現在でも、宇都宮市内で総額2,000万円以内の建売住宅は1棟のみです。
私がパワービルダーで働いていた約5年前と比べると、2000万円以下の物件数は年を追うごとに減ってきています。
約5年前は、宇都宮市の郊外(環状線の外側とか)であれば土地面積が約60坪近くあっても2,000万円以下で建売住宅を購入することが出来ましたが、現在は、そのようなクオリティーの建売住宅は皆無となりました。
現在販売されている2,000万円以下の物件は、宇都宮市の郊外で土地面積が50坪を下回っており、なかなか買い手が見つからないような立地条件でもあります。
この状況は、土地価格の値上がりというよりも、建築資材の高騰が大きな影響を及ぼしています。
建築資材の高騰理由は、新型コロナ感染症やウクライナ侵攻による外的要因がほとんどです。
ウッドショックによる木材価格の上昇やサッシや設備関係の価格上昇も併せれば、建物原価はコロナ以前と比べても約200万円以上は上昇しています。
また、円安や原油高による輸送コストの上昇も今後見込まれるため、コロナ禍以前の原価に戻ることは考えづらい状況でもあります。
宇都宮市内における土地価格も緩やかではありますが上昇傾向です。
一部の人気のある地域が大幅に値上がりして土地価格を押し上げており、その影響が郊外にも波及して土地価格は上昇しています。
これらのことを考慮すれば、今後、宇都宮市ににおいて2,000万円を下回る価格で建売住宅が販売されることは難しくなるという結論に至るわけです。
宇都宮市周辺の自治体なら2,000万円以下でも購入可能。
新築建売住宅には住みたいけど予算は2,000万円以内にこだわりたい方は、宇都宮市周辺の自治体なら物件を見つけることはまだ可能です。
宇都宮市内と同様に建物原価の上昇の影響は大きいのですが、土地価格の上昇はそれほど大きくはないため、2,000万円以下で購入できる物件の数は豊富です。
また、安い土地を求めてパワービルダーなどの業者が物件棟数を増やしたため、供給過多になり、物件価格が下がりやすい傾向が昨年から続いております。
これは宇都宮市内の物件でも同じなのですが、どうしても2,000万円という数字にこだわる方は、販売価格が2,000万円を下回るまで様子をうかがうというのもひとつのやりかたかもしれません。
いかがでしたでしょうか。
コロナ禍以降、物価の上昇が顕著になってきたため、給与の上昇が見込めないことがよりクローズアップされるようになってきました。
いままでは、創意工夫で価格をなんと開示しようとしてきた各ハウスメーカーも限界を迎えてきたようです。
価格重視で今まで建売住宅を供給してきたパワービルダーも、クオリティーを向上させ価格を上げて対応する会社も目立ってきました。
価格を上げている会社も、企画内容を向上させる事により、イメージを刷新した建売住宅を供給しています。
2,000万円以下の物件であれば、購入する方の属性にもよりますが年収350万円前後の方でも住宅ローンが組める計算になります。
コロナ禍が収まれば、景気は回復局面に向かいますが、中小企業にお勤めの方の給料はまだ安定して増えてきていません。
少子高齢化時代を迎えて人口は減っていますが、新築住宅に住みたいという方はたくさんいらっしゃいます。
パワービルダーにお勤めの皆さんには、より多くの方が新築住宅を購入出来る環境を維持するために、安くて品質の良い住宅を供給し続けて欲しいと思っています。
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