不動産を現金で購入する際を除き、選択肢の一つとして視野に入れられるのが共同名義での購入です。
共同名義のなかには、二世帯住宅にするために親子で、結婚するにあたり夫婦で、レアなケースですとシェアハウスを経営するために共同経営者同士で、などのパターンがあります。
不動産を共同購入するご予定のある方は、メリットとデメリットについても理解しておきましょう。
不動産を共同名義で購入する方法について
不動産を共同名義で購入する際の流れは以下のとおりです。
●不動産会社で購入したい物件の内覧をし、支払い方法や返済計画について相談する
●ローンを組む場合は金融機関で仮審査を受け、通ったら必要書類を提出し本契約へ
●不動産会社で両者ともに売買契約書を取り交わす
●所有者の登記を両名でおこなう
共同名義で不動産を購入するメリットについて
個人名義よりも高い不動産を購入できる
年収にももちろん左右されますが、たとえば1人なら2000万円のローンで購入できる範囲、と選択の幅が狭くなるところを、2人なら4000万円の不動産を購入できるようになります。
不動産の購入時だけでなく、中古のマンションのリフォーム費用を含めても同じことが考えられるでしょう。
ローンを組む年齢によっては親子で共同購入すると信頼度が増す場合も
たとえば親が55歳でローンを組むと「80歳までに完済」など無理な返済計画になるのが心配ですが、そこに30歳の子どもが別でローンの返済計画を立てればお互いに無理のない生活を支え合うことに繋がります。
その場合は、金額と不動産を所有する割合についても取り決めておきましょう。
共同名義で不動産を購入するデメリットについて
どちらかがローンの返済を滞ったら生活を圧迫する可能性がある
返済するには少し無理のあるローンを組んで不動産を購入してしまうと、どちらかが返済できなくなったときの負担もかなりのものになります。
万が一のことを考えて、無理のない返済計画を立てておきましょう。
遺産相続の際に住み続けられなくなる可能性がある
両親と一緒に住んでいた不動産でその両親が亡くなられて、共同名義の一部が分与されるべき遺産だと見なされると、法廷相続人のなかに放棄をされない方がいれば当然相応の現金で分割を望まれることになります。
現金が用意できれば問題ありませんが、その同等の金額を用意できずに不動産を売却しなければならなくなった場合には、引っ越しを余儀なくされるといったケースも実際にあります。
分与という意味では、離婚時にも同じことが起こり得るでしょう。
まとめ
今回は不動産を共同名義で購入する方法や、メリットとデメリットについて考えてきました。
共同名義にすれば単純に購入できる金額も増えるので、より理想的な不動産を購入できるのはメリットです。
購入する際に必要となる書類は、個人で購入するのとほとんど違いがありませんが、片方がローンの審査が通らなければ購入できないこともありますし、万が一遺産相続をする機会があったり別離のために売却して現金化したりする必要が出てきたときは、慎重な判断をしなければなりません。
購入時よりも売却時にデメリットが発生するケースを想定しておきましょう。
また、どちらかがローンの返済が難しくなっても生活を逼迫しない額の不動産を堅実に選ぶことも大切です。
私たちMC住宅情報センターは、お客様の満足のために真摯にご対応いたします。
宇都宮市の不動産に関するご相談・お悩みはぜひ弊社までお問い合わせください。
住まいをお探しの方はこちらをクリック↓
