新型コロナウイルスの猛威は私たちの生活に大きな変化をもたらしました。
その影響はマンションの売却数にも表れているようで、売却数は増加傾向にあります。
今回はコロナ禍のマンション売却に注目し、売却数の増加理由と実際の売却相場の様子についてご紹介したいと思います。
コロナ禍で増えたマンション売却数と増加理由とは
新型コロナウイルスの流行が始まった2020年以降のマンション売却数をみると、全体的に増加傾向にあります。
地域的には関東地方を中心に増加しており、大きく差を開けて次が近畿地方となっているようです。
マンション売却の増加理由とは
なぜコロナ禍でマンション売却が増えたのでしょうか。
マンションリサーチ株式会社及び株式会社ワンノブアカインドがおこなったアンケートによると、主な売却の理由として「住み替え」、「転勤・転職」、「金銭的理由」、「投資に関する理由」、「相続・資産整理」などがあげられています。
売却数や売却した理由が、年代によって全く異なる点も注目すべき点です。
マンションの売却数を年代別にみると、コロナ禍の2020年以降に増えているのは50代、60代のみ。
意外なことに、30代、40代では売却数は横ばいもしくはわずかに減少しているのです。
ちなみに50代の売却理由は圧倒的に「住み替え」によるものとなっています。
60代では「金銭的な理由」、「住み替え」、「資産整理・相続」の3つがそれぞれ大きな理由となっており、全体的に60代での売却の多さが目立ちます。
このような結果からも、マンション売却の全体数の増加理由は50代・60代で売却数が増加したためといえるでしょう。
実際にコロナ禍でマンションを売却した人の相場への感想
コロナ禍の状況下において、マンションを売却した時の相場がどうなっているかも気になりますね。
東日本不動産流通機構のデータによると、2020年7~9月期の首都圏の中古マンション市場動向では成約件数が前年比101.4%、取引価格も前年比105.8%と上昇しています。
実際にマンションを売却した人たちは、相場に対して次のような感想を持っています。
●築浅物件だったので思ったよりも高い金額で売却できた
●マンションが都心部にあったためか、購入価格よりも高く売却できた。
●築年数が10年を超えていたが、購入価格と売却価格を比較した変化率で考えても20%以上であった。
売却した人の感想からもわかるように、都心部での売却相場は高い水準で動いていたことがうかがえます。
特に都内では築10年以上のマンションでも高く売却できたケースが多く見られ、アンケート調査でも全体の60%以上の人が購入価格よりも高値で売却できたという結果が出ています。
当然、購入価格を大幅に下回る人もいますが、築年数が20年以上などの理由によるものがほとんどという結果となっていました。
まとめ
コロナ禍でのマンション売却数の増加について、増加理由と実際の相場の動きをご紹介しました。
現段階では30代・40代の売却は少なく、50代以上の売却が多くを占めています。
売却理由は住み替えや金銭的な理由が多く、売却の結果マンション購入時よりも高く売れたケースが半数を超えていることからも、売却相場は高めとなっています。
マンションの売却を検討されている方は、コロナ禍による不況がどこまで影響してくるか今後の動きにも注目したいですね。
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