こんばんは。代表の増子です。
今日も夕方から雨が降っています。
最近、一日中晴れてスカッとした日が少ないですよね。
近所のコインランドリーは、乾燥機を利用する方でいつもより混み合ってます。
家庭でもドラム式の洗濯機が増えてきていますが、大量に短時間で洗濯物を乾かすためには、コインランドリーの大型乾燥機が役に立つのでしょう。
さて、本日のテーマですが、
先日、栃木県から7月1日時点での県内地価(基準地価・447地点)が公表されました。
大きく注目されていたのが、宇都宮の住宅地が27年ぶりに上昇に転じたことでした。
27年前といえば1991年。バブル景気の終わりの年が1991年とされているため、バブル崩壊以来続いていた宇都宮市内の地価の下落は、ようやく終止符が打たれたということになります。
この結果に関しては、3月に公表された公示地とほぼ同じ内容のため、ある程度想定できたことではあります。
基準地価は公示地価を補完する役割もあるため、よほどのことがない限り、公示地と基準地価は同じような結果になります。
公示地価と基準地価に関しては、以前、このブログの中で触れているため、そちらの記事を参考にしてください。
今回の基準地価の公表で、宇都宮の住宅地が上昇に転じた理由としては、LRT沿線の地価の上昇が大きいことが挙げられます。
宇都宮市内において地価を計測する基準地(住宅地)は75ポイントあります。
今回は、その75ポイントの平均が上昇に転じたということであり、宇都宮市のすべての基準地が上昇に転じたわけではありません。
参考までにどの場所が基準値になっているかわかるように、リンク先を貼っておきます。
宇都宮駅東口エリアはもともと人気があったエリアでしたが、LRT工事の決定・着工に伴い、さらに需要が増えたことが、基準地価にも反映され、上昇率も高くなっています。
宇都宮駅西口エリアも栃木街道から宇都宮駅の間は、古くからの住宅街ということもあり、需要が安定しているため、基準地も軒並み上昇しています。
その他の宇都宮市内のポイントは、市街化区域であれば概ね横ばい、市街化調整区域であれば基準地価は下落を続けています。
実際の土地取引に携わっていると、基準地価が横ばいのポイントの地域でも少しづつではあるが高くなってきているため、来年以降の調査結果は、横ばいのポイントでも上昇に転じるポイントが増えてくると思います。
市街化調整区域内の住宅地に関しては、宇都宮市の政策(ネットワーク型コンパクトシティの推進)や、郊外の大型ニュータウンの老朽化や住民の高齢化の問題などから、今後も地価が上昇することは難しいのではないかと思っています。
今回の基準地価公表は、宇都宮市の地価が上昇に転じたという良い面だけではなく、土地の資産価値における二極化がより鮮明なったという事実も表しています。
いかがでしたでしょうか。
長らく続いた地価の下落が止まり、上昇することは経済にとってはプラスの要因であることは間違いありません。
しかしながら、バブル景気のように爆発的に地価が上昇し続けることも、二度とありません。
ニュースや新聞で「27年ぶりに上昇」という見出しだけがクローズアップされ、あたかも、これから土地の値段がどんどん高くなるかのような印象操作が行われています。
このマスコミが発信した見出しだけを見れば、焦ってしまう方も多くいると思います。
たしかに、消費税増税と景気向上に影響のある東京オリンピックを控えているため、短期的に見れば住宅を求める方の需要は増えるため、土地の価格は上がり続けると思います。
しかしながら、長期的に見れば、少子高齢化の影響から住宅の需要は減少に向かうことは確実視されています。
移民政策等で外国の方がもっと簡単に住宅を購入できるようにでもならない限り、地価の上昇はそう遠くない将来に限界に達するでしょう。
特に、大都市から離れた地域の郊外では、これからも地価は下がり続け、上昇に転じることは最早ないかもしれません。
これから住宅を購入しようと検討している方で、不動産の資産価値に関心のある方は、どこに住むべきかを決める際には、公示価格や基準地価格を確認してみてください。
ブログの記事に関して、ご質問やご意見のある方は下記のバナーをクリックしてお問い合わせ下さい。
MC住宅情報センターは新築一戸建の仲介手数料完全無料です。
詳細は下記のバナーをクリックして下さい。
仲介手数料無料対象物件はこちらです。
下記のバナーをクリックして下さい。