マイナス金利政策が終了したらどうなる?
マイナス金利政策とは日本銀行が2016年2月より実行されたデフレ対策のための金利政策です。
日銀が短期間で2%の物価上昇率を達成するために採用した、イレギュラーな政策です。
イレギュラーな政策のため、タイミング次第でいつ終了してもおかしくはないです。
マイナス金利政策が終了するということは、ゼロ金利政策に戻る事を意味します。
もしゼロ金利政策に戻るとしても-0.1%の金利が0%になるだけなので、住宅ローンの変動金利には大きな影響は及ぼすことは無いはずです。
なぜなら、マイナス金利政策が導入される以前から変動金利決定の目安になる銀行の店頭金利は変わっていないからです。
融資時の金利は店頭金利から優遇幅を差し引いた金利が適用されます。
この優遇幅は借りる方の年収や勤務先などの属性によって異なります。
現在、変動金利にて住宅ローンを返済中の方の金利負担は変わらないはずです。
但し、ゼロ金利に戻った場合、銀行が優遇幅を縮小する可能性が高いため、新規で借入をする方は金利負担が僅かですが上昇する可能性は高そうです。
それでも、現在の固定金利を上回ることは無いかと思われます。
金利を選択する際には必ずシミュレーションを。
住宅の購入は家計における最大の支出となるため、金利の選択は家計のバランスに大きな影響を与えます。
2022年の今頃であれば、しばらく日銀の政策変更はないものと思われていましたが、2022年末の決定により、近い将来に政策金利の変更が行われるかもしれないという事を、意識させられました。
上記に述べたように、景気を伴わない金利変動は大幅なものにはなりえません。
ただ、住宅ローンの返済は最長で35年と長期に渡ります。
長い人生思うように行かないこともよくあります。
住宅ローンを組む前に、自分たちのライフプランに見合った資金計画をたてることが重要です。
また、これから変動金利を選択する方は、将来、金利が上がることも想定してシミュレーションを行うことをお勧めします。
日銀の金利政策の変更は、今行われている低金利政策はいつか終わりを迎えるということを、あたり前ではありますが、あらためて思い知らされました。
これからは金利が低いから変動金利を選ぶというだけではなく、(いつかは金利が上がるという前提で)今まで以上に自分たちの将来設計を見据えたうえでの、住宅ローン金利の選択を求められるのは間違いなさそうです。
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