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固定金利の代表。フラット35の現場での立ち位置は。

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カテゴリ:住宅ローン
こんばんは。代表の増子です。

最近は好天が続いていますが、空気がかなり乾燥しているようです。

こころなしか、近隣で火事も多いように思われます。

これから本格的に乾燥する季節がやってきます。

火の取り扱いには注意しましょう。

さて本日は、フラット35について書いていきます。



フラット35は最長35年間借りることができる、固定金利の住宅ローンです。

金利は変動金利の商品より高く設定はしてありますが、金利上昇リスクを避けることができるのがメリットの商品です。

一般的にはフラット35のイメージは上記にあげたように、安心感を求める方のための商品のイメージが強いのですが、実際の現場では少し異なった立ち位置にあります。

フラット35は属性の厳しい方が利用している。


属性とは借りる方の個人情報の内容、年収・年齢・勤務先・勤続年数・既存の借入(カードローンや車のローンなど)などのことを指します。

フラット35は勤務形態についてはそれほど問われないため、非正規雇用の方も借りやすい商品です。

また、パート・アルバイトの方や年金受給者の方も、主債務者や収入合算者として住宅ローンを組むことが可能です。

収入合算は配偶者のパート収入だけではなく、年金収入も合算できるため、親子リレーローン(両親だけではなく祖父母も対象になります)を利用することにより、審査対象となる収入(年収)を増やすことができます。

フラット35では勤続年数についても他の金融機関に比べて条件が緩いです。

一般的には勤続年数は1年以上を求められますが、フラット35では勤続1ヶ月から審査対象になります。

私の経験上ですが、1ヶ月ではなかなか審査は厳しいですが、勤続3ヶ月という方は何度か審査を通したことがあります。

このように、フラット35は借りる方の属性に関しては各銀行よりもかなり融通が利きます。

弱者の味方とまではいわないですが、上記に述べた非正規雇用の方だけではなく、シングルマザーや自営業の方のように、諸事情で年収を抑えざるを得ない方にとっても、利用しやすい商品です。

実際の現場において、フラット35を利用する方は固定金利魅力を感じて借りる方よりも、何らかの理由で銀行から融資を受けづらい方が利用するケースが、圧倒的に多いです。

団体信用生命保険は加入しなくても大丈夫。


フラット35では団体信用生命保険(以降、団信とします)は必ずしも加入する必要はありません。

病歴があって、銀行の住宅ローン審査にとおらない方がフラット35利用する傾向にあります。

最近では、病歴次第にはなりますが、銀行においても団信の審査が緩和されたワイド団信(金利は0.2%程高く設定されています)も取扱われてはいますが、どんな病気でも受け入れてくれるわけではなく、あくまで審査次第で加入の可否は決定します。

ちなみにですが、フラット35において団信に加入しないとなれば、金利は0.2%低くなります。

団信に加入しないという選択ができるフラット35は、持病に悩んでいる方にとっては、最後の砦のようになっています。

また、フラット35の団信は審査が少し緩い傾向にあるため(私の経験による個人的な見解です)、ワイド団信の審査が否決でも、フラット35の団信は承認を得られるといった方もよくいます。

団信に加入しない選択をした場合は、自身が万が一の際には残された家族に住宅ローンの支払い義務が生じます。

住宅ローンを組む際には、現在加入中の死亡保険の金額で返済しきれる借入額にするとか、遺された家族だけでも支払える借入額にする等のリスク保全をおこなうことをお勧めします。

まとめ。


いかがでしたでしょうか。

フラット35は2003年から取扱いを開始しており、まもなく20年を迎えます。

融資の性質上、借りやすい商品ではありますが、金利は銀行の変動金利よりも高く設定されているため、月々の返済額は当初の計画よりも高くなってしまう方が散見されます。

なんとかなるという考え方も理解できますが、住宅ローンは35年という長期に渡るため、どんなリスクが潜んでいるかはなかなか想像できないものです。

フラット35で借りる場合、もしくはフラット35でしか借りることができない場合は、月々の返済可能額から逆算して物件価格の目標を決めるなどの、なんらかのシミュレーションをおこない、過剰な借入金額にならないよう注意をしてください。


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