不動産をうまく売却するには、その建物の魅力をしっかり伝えることが大切です。
そのためには、これから売ろうとしている不動産のことをよく知っておかなければなりません。
ここでは、不動産売却時のアピールポイントとして、有効活用できる燃えしろ設計についてご紹介するので、ぜひご確認ください。
燃えしろ設計のある不動産は価値が高い?物件売却時に知りたいこと
燃えしろ設計のある不動産は安全性が高いため、一般的に高い価値が見込まれます。
そもそも燃えしろ設計とは、木造建築物でよく用いられる、木の燃え方を活用した耐火構造のことです。
一般的に木は燃えやすく、木造建築物は火災時にすぐ全焼するイメージを持たれやすいです。
しかし、分厚い木材では、たとえ火がついても表面が燃えるのみで、内部にまでは熱がすぐに伝わりません。
そのおかげで、木材全体がただちに燃え落ちることはないのです。
この特性を利用し、表面が燃えることをあらかじめ計算しておくのが燃えしろ設計です。
火災時に、すぐ燃えてしまう表面部分を除いた木材の中心部分のみで造り、一定時間は建物を支えられるように計算されています。
なお、燃えにくさは建物や構造によって異なるものの、45分もしくは60分は耐えられるように設計されるのが一般的です。
専門的な分類では、準耐火構造に位置付けられることが多いです。
このように、燃えしろ設計は木造建築物の安全性を高める優れた構造であり、物件売却時には良いアピールポイントにできます。
燃えしろ設計のある不動産をうまく売却するコツとは?
燃えしろ設計のある不動産は、その価値の高さゆえにもとから売れやすいものの、うまく売却するコツもあわせて知っておきたいものです。
よりよい形で不動産を売却するために、まずは物件の特徴をしっかりアピールすることが大切です。
燃えしろ設計があるかどうかは、必ずしも見た目でわかるものではありません。
物件資料にこの設計のことが記載されている場合はあるものの、売主側でもしっかりアピールするとよいでしょう。
そのうえで、建物自体のその他の魅力を高めることも大切です。
いくら燃えにくい物件とはいえ、見た目があまりきれいではなかったり、破損している部位があったりすると、どうしても魅力が下がって売れにくいものです。
清潔で気持ちの良い物件だと買主に思ってもらえるよう、日ごろからこまめに換気し、しっかり清掃してください。
あわせて破損部位は修繕するなど、こまめなメンテナンスをすれば、物件をよりよい形で売却できます。
まとめ
木造建築物のなかには、ご紹介したような燃えしろ設計を用い、火災時に一定時間は崩れ落ちないものがあります。
売却予定の物件に、この設計があるならしっかりアピールしつつ、清掃や換気、修繕などもおこなうと不動産をうまく売れるでしょう。
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