今日は一日中すっきりしない天気です。
午後18時を過ぎると小雨が降り出し、午後19時を過ぎる頃にはどしゃ降りになりました。
気温も下がってきたらしく、寒さを感じています。
さて、本日のテーマは、
リフォームとリノベーションの違い。
最近、中古住宅をお客様にご紹介すると、「リフォームとリノベーションがどう違うのと」と尋ねられることがあります。
中古物件を販売する際の表現としてよく使われている言葉ですが、同じような意味で考えている方も多いようです。
今回はこの2つの言葉の違いについて説明いたします。
リフォームとは。
リフォームとは老朽化した建物を建築当初の性能に戻すことを指し、元に戻すための修復の意味合いが強いです。
クロスの張替えや、外装の塗り直し、キッチン設備の変更などがリフォームに該当します。
基本的には汚れたり、壊れたり、古くなったりしたものを、きれいに直し新しくすることを指します。
リノベーションとは。
リノベーションとは、既存の建物に大規模な改修工事を行い、用途や機能を変更して性能を向上させたり付加価値を与えることです。
中古住宅や中古マンションを骨組みだけの状態にして、間取りの変更や耐震補強を行う工事はリノベーションにあたります。
「大改造!!劇的ビフォーアフター」で行われている大規模な改修はリノベーションに該当するものが多いです。番組ではリフォームと言ってますけど。
リフォーム済み物件とリノベーション済み物件の違い。
リフォーム済み物件もリノベーション済み物件も、前所有者が退去後にリフォームされた物件や、中古住宅などを不動産会社が買取りリフォーム後に再販売された物件を指します。
どちらかといえば、不動産会社が買取った物件が多いです。
リフォーム済み物件は新築時と同様に修繕された物件を指します。
リフォーム済みの物件であれば、新築時の機能できれいな状態で生活できるという事になります。
リノベーション済み物件とは付加価値をつけることにより、新築時以上の性能になるように工事された物件です。
中古物件が、それまでとは違う新しい住宅にステップアップしたことを意味します。
まとめ。
いかがでしたでしょうか。
リフォームは「元に戻すこと」。リノベーションは「新しい価値を与えること」と定義されています。
しかし、実際には「リフォーム」という言葉の方が浸透が早かったため、本来「リノベーション」というべき内容の工事もあえて「リフォーム」と呼んでいる不動産会社もいます。
反対にクロスを張り替えたり、水廻りを修繕した程度の工事で「リノベーション」とうたっている不動産会社もあります。
このように「リフォーム」と「リノベーション」の定義が曖昧(意図的では無いとは思われるが)なため、「リフォーム済み物件」や「リフォーム済み物件」の購入を検討する際には、行った工事内容を必ず確認するようにしましょう。
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