東道路と西道路の間取り。メリットとデメリットは?

間取り

増子  博昭

筆者 増子  博昭

不動産キャリア20年

誠実と柔軟性がモットーです。
宅地建物取引士・CFP(国際ファイナンシャルプランナー)・2級ファイナンシャルプランナー技能士・高等学校教諭一種免許(国語)を保有しております。

こんばんは。代表の増子です。

先程、ロシアW杯の日本代表メンバーが発表されました。

今回はサプライズはなかったですね。

ここに至るまでイロイロありましたが、本大会は頑張って欲しいです。

さて、本日のテーマは、

東道路と西道路の間取り。メリットとデメリットは?

です。


前回の続きです。

今回は東道路と西道路について説明していきます。

東道路のメリットとデメリット


東道路の物件は、東側が開けた土地は朝日を有効に取り入れられるのが、最大のメリットです。

朝の日射しを浴びながら目覚め、朝食を食べる。

東道路の物件は南道路の物件の次に人気があります。

しかし、午後からの日当たり条件は弱くなります。夏は暑さが和らぐためプラス材料と捉える方もいますが、冬は寒いです。

西道路の物件は、午後からの日当たりが見込めるため、寒い冬でも暖かく過ごせることが魅力です。

しかし、夏の西日はかなり強いため、人によっては不快に感じます。

昔から日本人は西日を忌み嫌う傾向があるため、東道路物件よりは若干ですがお安く購入できます。

日照の条件に関しては、東と西は表裏一体です。どちらが良いかは好みによるところが大きいです。

東・西道路物件のどちらにも共通していることとして、道路面に玄関を配置することにより、主要室(LDK)を南側に並べやすいといったメリットがあります。

こんな感じ。


南隣地の建物からの離れと間口に注意せよ。


東道路や西道路の物件を選ぶ方は、北道路だと日当たりが厳しいからそれよりはましでしょうと考えている方も多いと思います。

一般的に考えればこの考え方は正しいです。

栃木県内で販売されている土地は、首都圏よりも1区画の面積が大きいため、道路面だけではなく南側からの日当たりもある程度期待できます。

しかし、太陽の位置が低い冬場でもある程度の日当たりを確保したい場合は、南隣地の建物(2階の形や大きさにもよりますが)から6~7mくらいの離れが必要になります。

住んだ後に思ったよりも日当たりが悪いといったことがないよう、計画の段階で意識してみて下さい。

また、間口の幅にも注意が必要です。

間口が10メートル未満の場合は、南側からの日当たりはかなり厳しくなります。

このような土地では建物全体(特に1階部分)で日当たりを確保することは難しいため、主要室(LDK)だけでも日当たりが良くなる間取りを検討してみてはいかがでしょうか。

例えばこんな感じ。


LDKと和室は分かれてしまいますが、LDKの日当たりは確保されます。

まとめ。


いかがでしたでしょうか。

東道路と西道路の物件は様々なプランが入りやすく、工夫のしがいがあります。

注文住宅には向いているかもしれません。

東道路と西道路の特長を上手く活用した、すてきな住宅をお考え下さい。


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