今日の宇都宮市の最高気温は14℃でした。
奥日光では雪が降ったそうです。
この気温は3月下旬並みとのこと。寒いわけだ。
さて、本日のテーマは、
「家賃並みで家が買える」フレーズに潜む問題点を考える。
「現在お住まいの家賃並みで家が買います」
物件の安さをアピールするために、不動産会社の広告等でよく見かけるこのフレーズ。
実際に今払っている家賃というのは、月々の住宅ローンの支払額としてはわかりやすい目安ではあります。
でもここには、いくつか問題点があります。
今回はその問題点について、説明していきます。
住宅ローン以外の出費
住宅を購入した後にかかる出費は、住宅ローンの支払い以外にもあります。
代表的なのが固定資産税・都市計画税の支払いです。
税金の詳細については、以前、このブログ内で書いているため、そちらを参考にして下さい。
*住宅購入。諸費用って何?④ 固定資産税・都市計画税
マンションの場合は、管理費や修繕積立金、物件によっては駐車場代や駐輪場代も必要になります。
光熱費も基本的には高くなります。
家の面積が大きくなるため、仕方の無いことでもあります。
職場や学校までの距離が遠くなれば、ガソリン代等の交通費も高くなってしまうかもしれません。
意外と見逃してることは多いのです。
金利は何%で計算されている?
ほとんどのケースで「変動金利」、しかも一番金利の低い銀行の金利で計算されているはずです。
ところが、この金利は誰でも利用できる金利ではありません。
住宅ローンを組む方の年収・年齢・勤務先・勤続年数次第で、金利も利用できる銀行も変わってくる可能性があります。
広告に載っている返済額を鵜呑みにして、物件を決めたが、住宅ローンの審査をしてみたら、返済額が高くなってしまい、想定していた予算をオーバーしてしまうということはよくあることです。
そこで立ち止まって物件の購入を再検討できれば良いのですが、奥様やお子様が新しい家を気に入ってしまい、後戻りできなくなって契約してしまうということも、実際にはあります。
このようなケースでは、近い将来に住宅ローンの返済が滞ってしまう可能性が高くなってしまいます。
まとめ。
住居費は固定費です。
固定費は節約することが難しい費用です。
故に、住宅ローンの支払金額は慎重に設定する必要があります。
家賃が払えるなら住宅ローンも払えるという考え方は間違いではありません。
ただし、そこに潜む問題点を理解した上で物件を購入するする必要があります。
不動産会社にとっては、住宅ローンを組ませることが重要であり、その後の返済能力に関しては、関与することをしません。
ある意味自己責任の世界です。
一番重要なのは、自分たちの返済能力がどの程度あるかを理解することです。
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