今日は暑かったですね。九州では真夏日の地域もあったようです。
宇都宮は週末は25度以上の夏日の予定です。熱中症には注意しましょう。
さて、本日のテーマは、
住宅ローンの返済時の不安。病気やケガで仕事を休んだ時の所得保障。①有給休暇と傷病手当金
住宅ローンを組む際に、将来的に病気やケガをした時の心配事として医療費の負担以外にも、「仕事を休むと収入が途絶えてしまうのではないか」という生活費の不安をあげる方は多いです。
働かなければ給料は入ってきませんが、会社員の方は仕事を休んだからといっていきなり収入がゼロになることはありません。
健康保険法や労働基準法などさまざまな制度によって、生活が守られているからです。
今回はこれらの制度について一つずつ説明していきます。
有給休暇
まずは有給休暇です。
有給休暇の日数は勤続年数により異なります。
例えば、入社から6年6ヶ月経った社員には年間20日付与されることが法律で決められています。
有給休暇の取得時効は2年間です。年間20日付与される方は、最大40日間の有給休暇を取得できます。
有給休暇の使用理由に制限はなく、病気やケガで仕事を休んだ場合は有給休暇を申請するのが一般的です。
傷病手当金
次に、療養期間が有休休暇の取得日数より長引きそうなケースを説明していきます。
会社員の健康保険には「傷病手当金」という制度が有ります。
長期にわたり病気やケガのため仕事に就けなくなくなり、給料が払われなくなった場合、その間の生活保障をしてくれる所得保障の制度です。
連続して3日間を含み、4日以上仕事を休むと「傷病手当金」の給付対象になります。
支給額は1日につき、標準報酬日額×2/3を受け取ることができます。
日給1万円なら6,666円、月給30万円なら20万円という計算になります。
支給期間は最大で1年6ヶ月です。
最近は、精神疾患で「傷病手当金」を利用している方も増えてきています。精神疾患は長期の療養になりやすいため、1年6ヶ月の期間は貴重です。
「傷病手当金」は勤務先に申請しないと給付を受けることができません。もし、長期の療養等が必要になった場合は、必ず勤務先に相談し、「傷病手当金」の給付を申請しましょう。
「傷病手当金」は意外と知られていない制度ですが、病気やケガ等で会社を長期にわたって休むことになってしまう場合には、かなり有効な制度です。
「傷病手当金」は生活を支える大きな助けとなりますので、この機会に、頭の片隅に置いておいて下さい。
本日はここまでとし、次回はこのテーマの続きを書いていきます。
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