こんばんは。代表の増子です。
今日は春分の日です。
「暑さ寒さも彼岸まで」これからだんだん暖かくなるはずなのですが、
なんか急に寒くなりましたね。
体調管理には気をつけたいところです。
さて、本日のテーマですが、
フラット35の審査の内容と中古住宅で利用する際の注意点。
です。
本日は昨日の続きとして、フラット35を利用する際のポイントを説明していきます。
一般的に、フラットの審査は甘く、銀行の審査は厳しいとの印象があるようです。
実際、国策で住宅ローンを融資している金融機関のため、審査自体は銀行ほど厳しくありません。
しかし、個人信用情報に関しては、銀行の審査よりも厳しくとらえている面もあります。
また、事前審査を受け付ける金融機関によっても、審査の基準が異なるため、個人信用情報に不安のある方は、担当の営業マンに前もって相談して下さい。
場合によっては、住宅金融機構の審査を事前の段階で申し込んだ方が良いケースもあります。
ハウスメーカーやパワービルダー(飯田グループなどの大手建売メーカー)などは、提携ローンやグループ内にフラット35を扱う金融機関があるため、そちらを利用することにより、審査が明らかに通りやすくなります。
個人信用情報が不安な方も、多少のキズであれば金融機関が忖度してくれて、審査を通してくれるケースが多いです。
また、共働きのご家庭で、ご主人が個人信用情報関連で住宅ローンが組めない場合でも、奥様単独でフラット35は融資してくれます。
銀行の場合は、必ずご主人に連帯保証人になってもらうことを求められてしまいますが、フラット35は理由を説明すれば大丈夫です。
特殊なケースですが、参考までに。
フラット35を利用する場合は、建物構造や仕様に対して技術基準を満たしていなければ利用できません。
新築住宅はほとんどと言っていいほど、技術基準は満たされていますが、中古住宅に関しては基準が満たされているかどうかの検討が必要になります。
設計図面などの資料がない場合は、現地調査等も必要になります。
費用は約10万円ほどかかります。
このように、中古住宅でフラット35を利用する場合は、銀行の審査に比べて、時間と手間を要します。
中古住宅でフラット35を利用する場合は、どうしても時間を要してしまうため、あらかじめ売主や不動産会社に伝えておいた方が、後々のトラブルを避けるためには良いかと思います。
厳密にいいますと、「親子リレーローン」を利用します。
欲しい物件があるのだが、どうしても年収が足りない場合、親御さんの収入を合算できます。
物件は共有名義になってしまい、物件の持ち分を一部親御さんに所有してもらわなければなりませんが、親御さんの住民票は異動しなくて良いです。
しかし、相続等で揉めないよう、注意が必要です。
合算できる収入は、公的年金(老齢年金や遺族年金)でも大丈夫です。
親子リレーローンなので、親御さんの年齢ではなく、本人の年齢が返済期間の算定に用いられます。
実際の現場では、シングルマザーの方が両親のどちらかと収入合算を行い、親子リレーローンを利用するケースが多かったです。
いかがでしたでしょうか。
フラット35には、銀行と異なった審査基準があります。
特に、収入の少ない方や病気で団信に入れない方にとっては、良い選択肢となり得る商品です。
家が欲しいけれども、収入面に不安があってあきらめている方は、フラット35で一度検討してみてはいかがでしょうか。
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