最近は、高年齢層だけではなく若者世代の間でも平屋住宅が注目を集めており、ここ10年で新築平屋の着工件数は増加し、新改築の全体に占める割合が1割に達しています。
この記事では、平屋住宅の特徴と、分譲マンションや2階建て・3階建て一軒家などと比較した場合のメリット・デメリットについてわかりやすく解説します。
新築で平屋住宅を選ぶなら押さえておきたい特徴とメリット
平屋住宅の押さえておきたい特徴
平屋住宅とは古来より日本で用いられていた建築形式です。
リビングやお風呂、寝室など、生活に必要な部屋が1フロアに設計されています。
現在でも社寺のような歴史的建造物で見ることができます。
平屋住宅の特徴は、必要とする面積が2階・3階建てよりも広いことにあります。
平屋住宅は立体的な間取りではないため、2階建て・3階建て一軒家と同じ部屋数にするためには約1.5倍の土地が必要です。
平屋住宅のメリット
平屋のメリット①:地震に強い
一般的な一戸建ての場合、地震で被害を受けやすいのは構造的に不安定な2階です。
そのような意味で、平面的に作られた平屋住宅は地震に強いといえます。
平屋のメリット②:外壁の保全が容易
平屋住宅の場合は外壁塗装や防水工事を行う際、2階建て・3階建てのような高所作業の必要がないため、保全費用を抑えることができます。
平屋のメリット③:階段がない
平屋には階段がないため日常生活において上り下りがありません。年をとっても体の負担を減らせるほか、思わぬ事故も防ぐことができます。
平屋のメリット④:風通しが良い
2階以上ある建物だと、上下階の空気を循環させるために工夫を凝らす必要があります。
平屋住宅は壁が少ないことが多く、全体的に換気がしやすい設計になっています。
新築で平屋住宅を選ぶなら押さえておきたいデメリット
家を購入することは、人生の一大イベントですよね。
購入後に後悔しないために、平屋住宅のデメリットをご紹介します。
平屋のデメリット①:室温管理が難しい
平屋住宅の天井が高いことが多く、部屋体積が大きくなりがちです。
そのため冷房の効率が落ちてガス代・電気代が余計にかかりやすいので、何らかの施工上の工夫が欠かせません。
平屋のデメリット②:周囲の建物の影響を受けやすい
2階建ての家屋が多いため、平屋住宅は日当たり面で悪影響を受けることがあります。
間取りによっては周囲にある2階建ての建物から家の中がすべて見えてしまうなんてこともあるので注意が必要です。
平屋のデメリット③:部屋数の制限を受けやすい
平面で間取りを確保するため部屋数に制約を受けやすいこと、場所によっては冬場に冷気がこもりやすいことがデメリットして考えられます。
まとめ
新築平屋の具体的検討にあたっては、その特徴を掴んだうえで、メリットを充分に活かしつつ、デメリットを極力抑えるように工夫しましょう。
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